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ものは考えよう

 
     
 

 医療コスメに興味のある方は少なくないでしょう。巷に美容の情報が溢れています。あまりにもいろいろな治療法があるので、自分の悩みの解決にどれが適切なのか迷ってしまいます。私自身は医療コスメの三種の神器は、シミを消すIPL、表情ジワを目立たなくするボトックス、法令線やマリオネット線を消すヒアルロン酸と思っています。でも新しい治療法が次々現れるので、技術の進歩に遅れをとらぬよう勉強を欠かせません。

 医療コスメを躊躇う理由の一つは施術に対する不安ですね。施術に伴う痛みや不快感はもちろん治療法によって異なり、マッサージと大差ないマイルドなものから麻酔することが必須なものまで様々です。同じ治療であっても全く平気な人がいれば、途中で痛みを我慢できずに治療を諦めてしまう人もいます。でも、ここで頑張ればキレイになれる、あるいは若返ることができると思えば、多少の痛みは我慢しますという方が殆どです。痛みに敏感な方も前もってしっかりと適切な麻酔をすれば大丈夫。医療レベルの治療ですから、副作用もないわけではありません。IPLやボトックス、ヒアルロン酸などの合併症にはまだ手の打ちようがありますが、切った貼ったの外科手術となると後から手直しするのが難しいかもしれません。何よりも施術前にしっかりと話を聞き、いかなる疑問も残さないようにしてください。

 もう一つの躊躇いの理由は、やはり費用でしょう。コスメは医療保険の給付の対象にはならず、自由に価格が設定されます。例えばシミ取りであるIPLの費用は、全顔の照射で平均的な価格設定は$400から$500といったところです。でも上手くいけば、2回ほどの治療で加齢や紫外線によるシミのかなりの部分を消すことができます。IPLを受けることで、決して安価とは言えない化粧品を使い続ける金銭的な負担や毎日時間をかけてお手入れしていた手間から解放されるかもしれません。毎月の化粧品やお手入れの商品の購入額が$150から$200とすれば、半年もすればIPLに投資した元金を回収できることになります。しかも毎日のお手入れも短時間で済みます。鏡を覗いて、そこに5年から10年前の自分のお顔があれば気分もいいでしょう。気持ちもつい高揚してしまいます。ボトックスやヒアルロン酸も同様です。

 美容に対する価値観はもちろん人様々です。できるだけ自然のままでいたい。そうしたご意見も私はもちろん尊重します。でも視点を変えてちょっとだけ冒険をしてみると、その後の貴方の人生がより明るくて楽しく、そして少し容易なものに変わるかもしれません。

 

 

 

 

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