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シミとりに最適な季節

 
     
 

 夏も終わり、朝夕の冷え込みが身に堪える季節になりました。夏の間、海に行ったり山に登ったりと、燦々とした太陽の日差しを楽しまれた方、お顔に新たなシミができたり、元々のシミが濃くなったりしていませんか。紫外線はシミの大敵です。

 シミにもいろいろなタイプがあります。その中でも一番多いのは老人性色素斑と呼ばれる紫外線によるシミです。若い頃から紫外線を浴びているとその影響が皮膚に蓄積され、加齢とともに辺縁のはっきりとした様々な形の褐色のシミができてきます。日光のあたりやすい頰の張り出し部位やこめかみの辺りに好発します。このタイプのシミの治療に最も有効なのがIPLです。

 IPLでは一定の波長幅の強い光をお肌に照射します。シミの原因となっているのは、表皮あるいは真皮という皮膚の比較的浅い層にあるメラニンという色素です。メラニンには本来、皮膚にある細胞の遺伝子への紫外線の影響を抑えようという防御的な役割があるのですが、それが過剰に増えると見た目にも明らかなシミになってしまいます。皮膚の薄い人ほどこのタイプのシミのできやすい傾向があります。IPLで照射された強い光はメラニン色素を破壊します。破壊されたメラニンは皮膚の正常の代謝により次第に表面に上がってきて、シミは1週間から10日ほどで自然に剥がれ落ちてきます。

 ところが、シミが取れたからといってそこで油断してはいけません。IPLを照射した後のお肌はとても敏感です。IPL照射により活動の弱まったメラニン細胞は、紫外線を浴びることでまた色素をつくる力を盛り返してきます。せっかく取れたシミが戻ってくるかもしれません。そのため、IPLの治療が終わっても、しばらくの間は紫外線をできるだけ避けなければなりません。日焼け止めをこまめに塗ってもどうしても限界があります。かといって家に閉じこもってばかりもいられません。そこで、シミ取りをオススメするのが秋から冬にかけての太陽光の優しい季節です。IPLによるシミ取りは4週間あけて数回の施術を行うのがベストですが、この季節を選べば、日差しの強い季節を迎える十分前に治療を終え、その後のお肌の不安定な時期も乗り切ることができます。

 シミ取りのコストパフォーマンスを良くするためには、お肌の状態はもちろん、季節などの外的な要因も十分に考慮に入れて、効率の良い治療計画を立てることが大切です。コンサルテーションをしっかりと受けてください。

 

 

 

 

 

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