Kobayashi Clinic kobayashi Clinic
home aboutus services news contactus member
    allow コラムメインページへ
  毛穴のメディカルトリートメント  
     
 

 加齢により毛穴が目立つようになるのは、皮膚のコラーゲンが減少しお肌の緊張が緩んでしまうためです。従ってコラーゲンの再生を刺激すると毛穴の引き締まることが期待されます。これを利用するのが、フォトフェイシャルに付属したスキンタイトニングやサーマクールなどです。
毛穴のもう一つの治療は、お肌に細かな穴を人工的に開けてやり、傷の治癒という皮膚の回復力を利用する方法です。細かな針を使い機械的に穴をあけるダーマローラー、レーザーを用いるフラクセル、ラジオ波を用いるマトリックスRFなどがあります。

 ダーマローラーは、ステンレス製の微細な針が200本近く埋められたローラーを使います。0.5mmから3.0mmまでの長さの針を目的に応じて使い分けます。麻酔薬を予め塗布し、適度な圧迫を加えながらお肌にローラーを転がしていきます。物理的に穴をあける訳ですから、当然のことながら多くの細かな出血がみられます。血を見ることが不得手な方にはあまりお勧めできません。

 レーザーを用いるフラクセルは、サーマクールなどの実績のあるSolta Medical社で開発されました。格子状のエネルギーを照射するというアイデアは皮膚のダメージとそれによるダウンタイムを最小限に抑えるという発想から生まれました。精密なレーザーを用いるため正確に皮膚に細かな穴を開けることができます。フラクセルの欠点は、施術に強い痛みを伴うことと、術後に炎症後色素沈着を起こすリスクのあることです。特に敏感な肌を持つ日本人では色素沈着を起こすリスクが少なくありません。

 マトリックスRFは、ラジオ波を用いお肌に細かな傷を人工的に作ります。治療ヘッドに細かな電極が配置されており、格子状に皮膚を照射します。エネルギーの強度や到達深度を細かく調整することができ、低レベル照射による表皮剝離から、高レベル照射による真皮層に至る皮膚の再生(Resurfacing)まで幅広い治療ができます。施術に伴う痛みも比較的軽く済みます。施術の数日後からポロポロと皮膚表層が剥がれ、1週間目ぐらいから引き締め効果が徐々に現れます。フラクセルと違い、マトリックスRFでは炎症後色素沈着が起こりにくく、日本人女性に適しています。

 以上の各方法はニキビ痕の治療にも応用することができます。それぞれの長所と短所を比べて、あなたに最適な治療法を見つけてください。

 

 

 

 

 

Copyright © 2010, Kobayashi Medical Clinic All rights reserved.